7.☪️カタカムナ 言霊と文字
上古代の文字である神代文字は世界各地の遺跡に多く残されていますが、同じ上古代の文字の中でもカタカムナ文字で書かれた80首の歌には、万物創世の仕組みが詠まれています。
ヒフミヨイ
マワリテメクル
ムナヤコト
アウノスヘシレ
カタチサキ
ソラニモロケセ
ユゑヌオヲ
ハエツゐネホン
物理学的な理論に基づいて詠まれた歌はその一音一音の音の響きの中に日本語本来の音の意味を率直に含んでおり、詩を言葉にすることによって空間に共鳴し直感的理解を呼び出す力があります。
音の響きを空間に描き出される形で捉えたそれらの文字は、ヒフミヨイで展開してゆく空間の幾何学的構造を文字の形にあらわしたものです。
カタカナもここから発展しており、日本語の一語一語の響きは宇宙の摂理から生まれた原型に近いものであるということがわかります。
これらの文字はテレパシーによる伝達方法の代替に使われていますが、もとは呪術として使われたことから生まれました。
言葉は『言霊』と呼ばれるように、幾何学的な形から生まれた文字を書いたり発声することで、その響きが空間に共鳴し言葉通りの事象があらわれます。
数字はボディの左脳の計算分析に使われ、文字はボディの右脳の情感を表現するのに使われます。
2014年の暮れに、神戸の保久良神社に亡き義父に導かれて知ったカタカムナ文字は、次のようにして発見されたものです。
カタカムナ文字で描かれたカタカムナ文献は、1949年(昭和24年)科学技術者の楢崎皐月(ならさきこうげつ)によって、保久良神社の御神体である金鳥山の中で猟師の姿であらわれた平十字(ひらとうじ)から見せられた、カタカムナ神社の御神体である書物が書写され、楢崎によってその内容が研究されました。
カタカムナ神社自体は所在がわからず、御神体の巻物も確認されておらず、平十字も霊体であったと言われています。
楢崎は第二次世界大戦前、軍の要請する特殊な鉄の技術開発のため満洲吉林(きつりん)の『陸軍製鉄技術試験所』に所長として赴任していましたが、そこで現地の労働者たちを連れて吉林の娘々廟(にゃんにゃんびょう)の祭礼に詣でたことがきっかけで出会った、老子経道士の蘆有三(らうさん)老師から一服のお茶を勧められました。
そのお茶は数枚の木の葉に火打ち石で火をつけて沸かしたお湯で入れられたものでしたが舌を焼く程の熱さだったことに驚き、湯を沸かした鉄製の釜に秘密があると直感し研究のためにその鉄の釜を譲ってもらえないかと老師に懇願します。
ところが再三の願いに応じてもらえず「これは寺に伝わるものなので手放すわけにはゆかぬが、日本製であるから日本で探せば良い」と言われ、老子の古伝として上古代の日本の地にアシヤ族という高度な文明を持った種族が存在し『八鏡の文字』をつくり、特殊の鉄をはじめ様々な生活技法を開発していたこと、そして後代の中国の易の思想や、素門(そもん)・霊枢(れいすう)の医学(黄帝内経・こうていだいけい)は、その文化の流れの中に展開したものであると語ったそうです。(カタカムナへの道 潜象物理入門 関川二郎/稲田芳弘編 より引用)
楢崎は平十字の見せた御神体の書物のカタカムナ文字を見て、このとき蘆有三(らうさん)老師から聞いた『八鏡の文字』の文字ではないかと直感しその場で書き写し内容の研究をはじめたそうです。
その書物の冒頭には「アシアトウアン ヒビキマノスベシウツシフミ」とあり、御神体の書物自体は蘆屋道満(あしやどうまん)が書いたものではないかと言われています。
蘆屋道満とは平安時代の呪術師陰陽師であり一般的には安倍晴明のライバルであったと伝えられている人物です。
また平十字は「カタカムナの神を伝える家は平家と食家(あるいは中家を入れて3家ともいわれる)の2つしかない」と言われたそうです。
神戸の芦屋にはこの2つの家の子孫の方々が住んでおられます。
そのような方々には幾何学的に空間を読み取る直感力が血に残されています。
3章で述べましたが幾何学の5つのプラトン立体は5つの母音をあらわします。
1.火の元素
正三角形が4つで構成される正四面体が火の元素です。母音の中ではウ(U)の音をあらわします。カタカムナ文字ではウ(U)は「生む・浮く」などの思念。
2.土の元素
正方形が6つで構成される正六面体が土の元素です。母音の中ではオ(O)の音をあらわします。カタカムナ文字ではオ(O)は「奥・六方」などの思念。
3.風の元素
正三角形が8つで構成される正八面体が風の元素です。木とも表現されます。母音の中ではイ( I )の音をあらわします。カタカムナ文字ではイ( I )は「息・いく」などの思念。
4.水の元素
正三角形が20枚で構成される正二十面体が水の元素です。母音の中ではエ(E)の音をあらわします。カタカムナ文字ではエ(E)は「はエる・こエる」などの思念。
5.金の元素
正五角形が12枚で構成される正十二面体が金の元素です。空やエーテルや気とも表現されます。母音の中ではア(A)をあらわします。カタカムナ文字ではア(A)は「あく・あそび」などの思念。
これらの5つの要素が統合されて球である『虚空』となります。
『虚空』は『オームΩ』であり『ン・ヌン(N)』です。
喉のチャクラを通して言葉が発せられることによって空間が共鳴し素材を集めて物事が顕在化します。
すべての言葉に言えることですが、特にお経や祝詞やマントラはこの共鳴作用で空間を整え浄化します。
もちろん意識のレベルの共鳴でも物事は顕在化しますが、言葉を発することで物質的な共鳴作用で物事を顕在化させることができます。
言葉の一音一音、または単語や事象の名前に数字を照応させた『数秘術』にも様々なものがあります。
カタカムナと数秘を組み合わせたものやカバラのゲマトリア数秘術などがあり、事象を言葉であらわし数字に置き換えて理解してゆきます。
6章で述べたように空間は幾何学的に数字で計算された秩序で成り立っています。
美しいと感じる空間はそのように秩序に則って計算されています。
長く人々に愛される名作や名画や名曲などの文章や絵画や音楽も美しいと感じるものは、直感的に黄金比で表現されており、そのような芸術を『客観芸術』と呼びます。
日本語の言葉や文字はこのように言葉の原型を残しており、言語の中に森羅万象を直感的に感じる力は血(水の記憶)に残されています。
国語や他の言語を学ぶ時にこれらの言葉の成り立ちについて学ぶことで、言語学が文系だけではなく理数系に繋がりバランスが取れて理解と興味が深まります。
「解る」という歓喜の体感を伴う学びは大切です。
一方、理数系は言葉が科学的仕組みから成り立つことを知り、言葉を通して哲学に触れます。
哲学に触れた科学技術は美しい調和のとれた文明を築きます。
学ぶ子どもたちの美的感覚を養う教育は、調和のとれた文化には欠かせないものです。
数字や言葉であらわされる幾何学的空間の中で私たちの命、魂や体は顕在化しています。
そしてこの魂や体は宇宙全体のマクロコスモス(大宇宙)を鏡のように映し出すミクロコスモス(小宇宙)をあらわしています。
次の章はこの命について説明します。
8.☪️命の生まれかた 生物学的身体と宇宙のうつし鏡の身体 プラズマとクンダリーニ、へつづく
https://yohko-mayumi.hatenadiary.com/entry/2021/07/10/110531
☆☆☆☆☆☆
目次☪️
1章.回想
https://yohko-mayumi.hatenadiary.com/entry/2021/07/02/202643
2章.万物創世瞑想
1・2・4・8・16・32・膜・∞・転・プラトン立体からはみ出してゆく
ヒ・フ・ミ・ヨ・イ・ム・ナ・ヤ・コ・ト
https://yohko-mayumi.hatenadiary.com/entry/2021/07/03/214617
3章.幾何学と五大元素
https://yohko-mayumi.hatenadiary.com/entry/2021/07/04/164440
4章.宇宙マップ 神様マップ 生命の樹 十種神宝
https://yohko-mayumi.hatenadiary.com/entry/2021/07/05/171916
5章.占星術などの占いと宇宙座標
https://yohko-mayumi.hatenadiary.com/entry/2021/07/06/152509
6章.数字の魔術 ロディンコイル ゲマトリア数秘
https://yohko-mayumi.hatenadiary.com/entry/2021/07/08/193718
7章.カタカムナ 言霊と文字
https://yohko-mayumi.hatenadiary.com/entry/2021/07/09/124919
8章.命の生まれかた 生物学的身体と宇宙のうつし鏡の身体 プラズマとクンダリーニ
https://yohko-mayumi.hatenadiary.com/entry/2021/07/10/110531
9章.音楽とチャクラと次元
https://yohko-mayumi.hatenadiary.com/entry/2021/07/11/132829
10章.世界と日本の歴史と地理と方位学
https://yohko-mayumi.hatenadiary.com/entry/2021/07/12/103434
11章.メルカバのライトボディでシンクロニシティと夢見を使って次元移動する
https://yohko-mayumi.hatenadiary.com/entry/2021/07/13/103146
12章.メルカバはアークです
https://yohko-mayumi.hatenadiary.com/entry/2021/07/14/103741
13章.シャンバラはアメンティホールを抜ける瞬間に到達する意識のエクスタシィの世界
https://yohko-mayumi.hatenadiary.com/entry/2021/07/15/115517
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真弓 陽子 Yohko Mayumi
瞑想家・カウンセラー・画家・看護師
イヤーコーニング
幾何学・宇宙・ライトボディ講座
性魔樹・セクシャルエナジー講座
1971年5月21日横浜に生まれる
訪問看護をしながら子育てをし
離婚してシングルマザーとなり
鬱の治療のためにはじめた瞑想から
数々の神秘体験をして宇宙の仕組みを思い出す
イヤーコーニングのヒーリング
メディテーション会や講座
トトタロットや占星術やビジョンリーディングをつかったカウンセリングを通して
魂の声を呼び起こす
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