3.☪️幾何学と五大元素　《アメシストアウル　紫の炎の書 Amethyst Owl’s Violet Flame Book》

3.☪️幾何学と五大元素

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古代遺跡や遺物に記されたフラワーオブライフやヴェシカパイシス、シードオブライフ、フルーツオブライフ、メタトロンキューブなどの幾何学は神聖幾何学と呼ばれています。

その形の中にパワーが宿る特別なものとして神聖と呼ばれていますが、万物が神聖であり、あえて神聖とは言わず幾何学と呼ぶことにします。

ヒフミヨイムナヤコトで発生した幾何学の格子はメタトロンキューブという段階へと展開しその中に5つのプラトン立体の波動を内包します。

インドやヒマラヤに伝わるシュリヤントラは、中央の角度の異なる三角形の重なり合う形が、これらの立体の流動的な変化の様子をあらわしています。

面と点の関係性は角度を変化させながら常に流動しています。

その関係性の軸となる5つの立体が五大元素である5つのプラトン立体です。

古代より様々な宗教や神話の中で火・土・風・水・金の5つの要素が神様や神獣や万物を生み出す素材として表現されてきました。

神話や宗教についての型（アーキタイプ）は時代や文化によってその姿が変化しますし掘り下げて研究していないので、どれに照応するのか詳しくわかりません。

ここでは幾何学的に見た五大元素についてのみ説明します。

1.火の元素

正三角形が4つで構成される正四面体が火の元素です。母音の中ではウ（U）の音をあらわし、一点に集中する要素です。その集中力で時空を移動する力を持ちます。物事を起こす力として見ることもできます。

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2.土の元素

正方形が6つで構成される正六面体が土の元素です。母音の中ではオ（O）の音をあらわし、地である地球などに根付くための要素です。上下前後左右で区切られた空間を創る力を持ちます。神話原型などのアーキタイプである型を創る元素です。

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3.風の元素

正三角形が8つで構成される正八面体が風の元素です。木とも表現されます。母音の中ではイ（ I ）の音をあらわし、両極を結ぶ力を持ちます。両極から生まれる風として見ることもできます。

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4.水の元素

正三角形が20枚で構成される正二十面体が水の元素です。母音の中ではエ（E）の音をあらわし、感情や情動の動きの力です。命を守り包み込む役割もあります。

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5.金の元素

正五角形が12枚で構成される正十二面体が金の元素です。空やエーテルや気とも表現されます。母音の中ではア（A）をあらわし、一点から放射してゆく力を持ちます。五角形の要素である黄金比で一つの次元から次の次元へはみ出してゆき広がってゆく仕組みを持ちます。

火・土・風・水を4元素とし金を別とする分類もあります。

ピタゴラス教団は五代元素について、特にこの金の元素の正十二面体については外部に漏らしてはいけないものであると弟子に伝えていました。

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これらの5つの要素が統合されて球である『虚空』となります。

『虚空』は『オームΩ』であり『ン・ヌン（N）』です。

火と土の元素は男性性、水と金の元素は女性性をあらわし、風と球は中性となります。

水の元素の五角形のキャップを金の元素に当てはめると正六十面体となり『キリスト意識』をあらわします。

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キリスト意識とは善悪のないあるがままをありのままに受け止め発信し創造してゆく霊的意識レベルです。

これらの形が変転しながら流動し、フラクタルに空間を満たしています。

さらにその空間は何層もの膜のように重なりながらさまざまなパターンであるタイムラインに分かれパラレルワールドを生み出します。

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ふと気の遠くなったときや夢の中でこの幾何学模様が空間に見えることがあります。

また、あらゆる言語や文字の原型はこの幾何学模様から派生しています。

言霊やアファメーションや意識の力はこれらの幾何学的形態場の共鳴によってその意図通りのものが顕在化する仕組みからきます。

ひとつひとつの元素の意味合いを意識に落とし込みその力を使う方法は、古代エジプトのミステリースクールでは神官への秘儀参入者のみに伝えられました。

フラワーオブライフやかごめ模様やシュリヤントラなどの遺跡に残された幾何学模様は、これらの方法を伝授された者たちがその教義を伝えるために、あるいは意識の扉を開ける『鍵』として記したものです。

これらの元素を意識の深層から呼び起こすと、空間に起きる事象をこれらの5つの要素や形で『観る』ようになります。

火の元素は『時間（トキ）』と『場所（トコロ）』と呼ばれる座標を移動するときに使う形です。正四面体を構成する正三角形の60°の内角は転がるように形から形へスムーズに変転してゆきます。

時空というものは過去も未来も同じ構成であり過去へのアクセスによって癒しの効果を得られるヒプノセラピーなどはこの火の要素を使ったものです。

土の元素は神話や伝説などの型を夢や現実に当てはめて共鳴させるときに使います。さまざまな占いや占星術の情報などもこの型に当てはまります。地球では地に足をつけるという形でそれは顕在化しますが、地球でなくても構いません。型は共鳴した途端に壊れ、新たな型共鳴を目指します。

風の元素は正反する二つのものを繋ぎプラズマの風を起こします。ひとつのものが二極に分かれたときにそこに差が生まれ、一つに統合し風がおきます。分かれたものが一つになる力です。話し合いや和解の時にこの元素の働きとして二つの意見から三つ目の解決法が生まれます。父と母から子が生まれる現象です。この風をクンダリーニと呼びます。

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