【波に乗る】
台風前の大きな波に乗るのが大好きでした。
海にいると
沖から声にならない大きな声が聴こえてきます。
その声のする方に泳いでいくと
しばらくして
大きな波がやってきます。
いつも最初の波はやり過ごします。
2つ目と３つ目の大きな波に乗ってゆきます。
ひとつ目に慌てて乗ってしまうと
乗り終わってから沖をみると
今乗ってきたよりも大きな波が崩れてきて
飲み込まれてゆきます。
さんざんもまれてやっと水面に出ても
また３つ目の大きな波にのまれて
体力を消耗したあとでは
水面にあがるのがやっとなほど危険です。
インサイドからアウトサイドに出ることもできず
その日の波乗りをあきらめないといけない時もあります。
波の声を静かに聴きます。
沖に何時間も浮かんでいるサーファーたちは
何もしていないようですが
素晴らしい瞬間を体験するために
ああして波の言葉をずっと感じているのです。
波乗りは生きかたを教えてくれます。
自信がなくては命とりで
おごっては海面にたたきおとされ
あせれば波とのリズムがズレてきます。
そこに在るもの
タイミングと角度
一瞬一瞬の刹那
すべてのものに感謝します。
そして大切なのはファンとユーモアとイージー。
かたいとダメです。
すばらしい一本のライディングもあれば
数えきれないほどの
笑えるクソみたいなライディングを描いています。
沖からとどく波や風は
遠い国や空の声もとどけてくれます。
鳥や虫や水の中の生き物たちも
いろいろな話をしてくれます。
ここ数週間波打ち際にたって
沖からの波と風の声を聴いていると
物語が聴こえてきます。
月や太陽は蓄音機のように
スピーカーとなります。
昨夜は雨の音の中に
強い高音が聴こえたのだけれど
うまく言葉にならなくて
周波数をあわせようとしましたが
うまく合わせられなくて
ほうっておきました。
しばらくすると
別の高音が聴こえて
受験生の長男から大学合格のメッセージが入っていました。
こっちの周波数だったのか。
しばらくこちらの電波をお座なりにしていたけれど
うれしいお知らせでした╰(*´︶`*)╯
だいぶいろいろ揉まれたけれど
多くの人々に愛され
自分を愛し
人生の波に乗りはじめた愛しい人。
おめでとう。
陽子
＃波乗り
＃サーファー
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真弓 陽子 Yohko Mayumi
1994年 手術室看護
1999年より訪問看護に従事
三児の母
2014年瞑想を始め
スピリチュアルな世界に興味を持つ
『神聖幾何学』や
『イシスの性魔術』等の
ヒーリングツールを用いて
癒しと目に見えない世界について
人々に伝えています